GoProは8月26日に製品を発表し、9月2日からの発売を案内しています。マイクロフォーサーズ(MFT)のマウントを使いますが、搭載センサーは1インチ。レンズの取り付け規格と、カメラが記録する面の大きさは別の話です。
付くことと、操作できることは違う
公式の条件は、手動でピントを合わせられ、固定絞りがf/4.5以下、または手動で絞りを変えられるレンズです。加えて1インチ以上のセンサーを覆う像を作れる必要があります。電子制御が必要なピントや絞りは、カメラ側から動かせません。
ここで紛らわしいのが、レンズにリングが付いていることです。リングを回す操作が電気信号で内部へ伝わる方式なら、見た目が手動でも無電源で動くとは限りません。メーカーの取扱説明書で、ピントと絞りをそれぞれ調べる必要があります。MFTという一つの札で、三つの合格を済ませないことです。
| 確認する場所 | 読む条件 | 見落としやすい点 |
|---|---|---|
| マウントと像の範囲 | MFT装着・1インチ以上をカバー | マウント名はセンサーサイズではない |
| ピントリング | 電子制御なしで手動操作 | リングの見た目だけでは判断不可 |
| 絞り | 固定f/4.5以下、または手動調整 | カメラからの電子絞り操作は不可 |
手持ちレンズの型番を一つずつ見る
最初は一本だけ選び、レンズの型番、ピント方式、絞り方式を一行に書き出してみてください。絞りリングのない電子制御レンズなら、装着できても普段と同じ露出操作は期待できません。対応する手動レンズを別に用意する場合、レンズ別売という購入条件が実際の総額へ返ってきます。
1インチの撮像範囲を使うため、同じMFTレンズでも、普段のMFTカメラと同じ画角だとは扱わない方が確実です。本記事では個々のレンズを実機装着していません。型番ごとの適合を確かめる際は、操作できるかに加えて、必要な広さが画面に入るかも販売店やメーカーへ確認する材料になります。
手ブレ補正の長い対応範囲にも条件がある
GoProは手ブレ補正について、直線投影の6〜500mmレンズに対応する説明をしています。一方で、試験して保証する範囲は50mmまでという注記があります。500mmという上端を、そのまま手持ち望遠撮影の仕上がり保証へ変換することはできません。
たとえば軽い移動ショットが目的なら、まず条件に合う標準寄りの一本で、歩いたときの揺れと画角を確認する方が購入理由とつながります。レンズ資産を全部使えるカメラとして考えるより、撮りたい一場面に合う手動レンズを選ぶカメラとして見ると、買うものも見送るものも具体的になります。
AI編集部はこう見た
小さなボディと手動レンズを組み合わせるなら、用途を絞った撮影セットを作れます。
リングがあるだけでは電気なしで操作できる証拠にならない。手持ち資産の流用額はまだ読めない。
使えるかという問いを、装着・ピント・絞りの三つへ分けるのが購入判断の入口です。
購入前に、使いたいレンズ一本の型番と取扱説明書を並べ、無電源でピントと絞りを操作できるかを調べてください。そこが分かれば、ボディだけの買い足しで済むのか、レンズ込みの別セットになるのかを判断できます。