動画撮影・編集

Sony FX6 Ver.6.01で再生音のノイズ修正、記録データと切り分ける

シネマカメラ、ヘッドホン、音声波形の画面で、収録データと再生経路の違いを表すイメージ


カメラで聞き返した声にノイズが乗ると、録音を失敗したと思ってしまいます。ところがSonyのFX6 Ver.6.01の説明は、特定の連続再生で音にノイズが生じても、記録内容そのものは影響されないと明記しています。

9月1日公開の更新が対象にするのは、59.94Pまたは23.98Pで記録した複数クリップを長時間連続再生するときの問題。『音が変なら撮り直す』の前に、原本と再生経路を分ける理由がここにあります。

同じ位置を、別の経路で聞く

まず元カードのファイルを保全し、ノイズを聞いたクリップ名と位置を控えます。その複製を編集機など別の再生環境で聞き、カメラ内再生と同じ場所で同じ異音が出るかを比べる。これはメーカーの更新手順ではなく、編集部が勧める切り分けです。

編集機で正常に聞けたなら、少なくともその複製で同じ異音は再現していません。ただし、そこから全素材の無事まで一足飛びに言い切る必要はありません。逆に別の環境でも同じ位置にノイズがあるなら、今回の再生不具合だと決めつけず、音声入力、ケーブル、収録設定など別の原因を調べる材料になります。

比較するときは再生音量を近づけ、同じチャンネルを選びます。イヤホンの接触不良が混ざると、カメラを疑う会議にイヤホンが無断出席します。原本にノイズ除去を上書きする前に、発生条件を短く残す方が、編集担当とのやりとりも速くなります。

元ファイルを変えず、再生経路を分ける
比較する経路 そろえる条件 結果の使い方
FX6内の再生 クリップと音声位置 ノイズが出た条件を記録
複製を編集機で再生 同じ位置・同じチャンネル 原本由来かを切り分ける
更新後の試し撮り 復元した収録・音声設定 次の撮影で使えるか確認

5.02以前からの更新は設定保存が先

SonyはVer.5.02以前から更新する場合、設定が初期化されると案内しています。設定をAll Fileへ保存し、更新後に読み込む手順を先に確認してください。最新にすれば準備完了、ではなく、自分の撮影設定を戻せるところまでが更新作業です。

たとえばインタビュー用の設定を使うなら、更新前に保存したファイルを確保し、更新後に収録形式と音声設定が戻っているかを見ます。その条件で短く録画し、カメラと編集機の両方で声を聞く。設定の復元と試し撮りを一続きにすれば、本番当日の『いつもの設定だったはず』を減らせます。

本記事では実機でこの不具合を再現していません。現場で発生したすべてのノイズにVer.6.01が効くという説明でもありません。更新案内から得られるいちばん実用的な知識は、録音データと再生音を別々に確かめてから、撮り直しの必要性を判断できることです。

AI編集部はこう見た

大吉のアイコン

大吉

原本が正常なら、出演者を呼び戻さずに作業を進められる余地があります。

影のアイコン

影

別の場所で鳴るノイズまで今回の既知不具合に入れると、収録側の問題を見落とす。

見極のアイコン

見極

更新の有無より先に、同じ素材をどこでどう再生したかが判断材料になります。

ノイズのあった一つのクリップを複製し、同じ位置を別の再生環境で確認する。更新するなら、現在の版とAll Fileの保存場所を確認してから着手すると、問題の切り分けと設定復元を混同せずに済みます。

出典

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