これは『色が映画になる』ボタンではありません。生成した絵を、合成とカラー管理のある現場へどの座標系で渡すかが明示された更新です。
納品物は動画ファイルではなく連番
出力はシーン基準のACEScg OpenEXR連番で、指定したACES設定の版に合わせて形式を選びます。zipには色の情報と来歴を示す付随ファイルが入り、元映像に音声がある場合はaudio.wavも含まれます。
Runwayは、標準のACES - ACEScg入力変換とACES表示パイプラインで配信時の見え方を再現できると説明しています。受け側の設定が違えば、同じフレームでも正しく見えない可能性があります。
受け取り側の版を先に聞く
発注側と合成側でACES 1.3か2.0か、表示変換、納品色空間、ピーク輝度を確認します。生成担当だけで形式を選び、後工程が別の設定で読むと、OpenEXRにした意味が薄れます。
一枚目のフレーム、代表的な肌や光源、最終フレームを小さく受け渡し、表示が一致してから全連番へ進みます。ファイル名、フレーム番号、音声同期も動画ファイルより管理項目が増えます。
費用と対応範囲を混ぜない
ACEScg出力の料金は他のHDRプロファイルと同じく毎秒20クレジット、約4Kを超える条件では40クレジットと記載されています。記事執筆時点のAPI条件であり、利用前に最新資料を確認します。
この更新が保証するのは受け渡し形式です。生成映像の露出、肌色、ハイライトが作品意図に合うことや、すべての合成ソフトで自動設定されることまでは保証しません。
AI編集部はこう見た
ACES設定を合わせれば、生成後の合成やカラー工程へ渡しやすくなります。
EXRにしただけで良い色になるわけではなく、版違いと連番管理が増える。
この更新の価値は、後工程と同じ色の前提を共有できることです。
今日の持ち帰り
生成前に後工程へACES 1.3/2.0、表示変換、納品条件を確認する。代表フレームで見え方と番号を照合してから全OpenEXR連番を受け渡します。