動画撮影・編集

【保存版】DaVinci Resolve 21のAI機能全46種を徹底解説!編集のプロが教える「絶対使うべき」おすすめツールも紹介

動画編集ソフトの最高峰、DaVinci Resolve Studioはバージョン21において、驚異の全46種類ものAIツールを搭載しました。

この記事では、全ツールのリストに加え、**「特に作業効率を劇的に変えるおすすめツール」**を深掘りして解説します。


1. DaVinci ResolveのAIが「プロ」に支持される3つの理由

DaVinci ResolveのAI(DaVinci Neural Engine)には、他ソフトとは一線を画す明確なコンセプトがあります。

  • 完全ローカル動作でプライバシーを保護:すべてのAI処理がPC内で完結します。インターネット接続が不要なため、機密性の高い素材がAI学習に使われる心配がありません。
  • 「アシスタント」としての役割:単なる生成AIではなく、編集者の単純・退屈な作業を代行し、クリエイティブな調整に専念できるように設計されています。
  • 追加料金なしの買い切り制:有償版のStudio(約5万円)を一度購入すれば、これら46種すべてのAI機能が追加料金なし、サブスクなしで無制限に使えます。

2. 編集効率が爆上がり!絶対に活用すべき「おすすめAIツール」

46種類の中でも、特に作業時間を短縮し、クオリティを向上させる強力なツールを詳しく紹介します。

① 編集時間を数時間単位で削る「文字起こし & 無音削除」

  • 文字起こし・字幕作成:日本語を含む約60ヶ国語に対応し、音声を瞬時にテキスト化します。
    テキスト上で不要なセリフを消すと、タイムラインの映像も自動でカットされるため、台本を直す感覚で編集が可能です。
  • 無音部分リップル削除:喋っていない「間」をAIが検出し、一括で削除してくれます。
    いわゆるジェットカットを一瞬で終わらせることができます。

② 録音ミスもなかったことにする「ボイスアイソレーション」

  • ボイスアイソレーション:周囲の騒音、風の音、遠くのサイレンなどを強力に消し去り、
    人の声だけをクリアに抽出します。他のツールと違い、人の声が細くなりにくいのが最大の長所です。

③ 複雑なマスク作成を自動化する「マジックマスク」

  • マジックマスク:人物や特定の物(服、手、顔など)をなぞるだけでAIが認識し、動きに合わせて正確に追いかけます。
    特定の人だけを明るくしたり、背景だけをぼかしたりする作業が、数分から数秒へ短縮されます。

④ 撮影後に照明を自由に変える「リライト」

  • リライト:被写体を3D的に検出し、撮影後でも後付けでライトを当て直すことができます。
    顔の陰影を調整したり、空間の雰囲気を変えたりする作業が驚くほど自然に行えます。

⑤ 膨大な素材を瞬時に見つける「IntelliSearch」

  • IntelliSearch(21新機能):映像の内容をAIが解析し、「飛行機」「海」などの
    単語でクリップを検索できます。数千個の素材から目的のシーンを探す手間がなくなります。

3. カテゴリー別:AIツール全46種類リスト

各カテゴリーに搭載されている全機能を網羅しました。

■ 映像補正系(解像度・ノイズ・ボケ)

  • スーパースケール:解像度をアップスケール。
  • UltraSharpen (21新機能):解像度はそのままにピンボケを修正。
  • スピードワープ:滑らかなスロー映像の生成。
  • UltraNR:ディテールを維持したノイズ除去。
  • インターレース除去:高品質なプログレッシブ化。
  • モーションブラー除去 (21新機能):手ブレや動体ブレを修正。
  • CineFocus (21新機能):パンフォーカス映像に後付けでボケを追加。

■ タイムライン編集系

  • スマートリフレーム:被写体を追跡し、SNS向けの縦型動画などへ自動配置。
  • マルチカムSmartSwitch:音声や映像を解析し、最適なカメラへ自動切り替え。
  • シーンカット検出:一本化された動画の編集点を見つけて自動分割。
  • 無音部分リップル削除:無音区間の一括削除。

■ 文字起こし系

  • 文字起こし / 字幕作成:約60ヶ国語のテキスト化と自動字幕生成。
  • IntelliScript:台本解析による素材の自動切り出し。
  • アニメート字幕:声に合わせて動く字幕生成。

■ 切り取り・トラッキング系

  • マジックマスク:人物やオブジェクトの高精度トラッキング。
  • 深度マップ:映像の奥行きを測定し、距離に応じた加工を可能にする。
  • IntelliTrack:Fusionやカラーで使える次世代トラッカー。

■ カラーコレクション系

  • オートカラー:自動色補正。
  • ショットマッチ:複数のクリップの色味を一括で一致させる。
  • シネマティックかすみ:奥行きに基づいたリアルな霞の合成。
  • リライト:3D空間を認識したライティング調整。

■ ビューティー系

  • フェイス修正:目のクマ除去など全70項目の顔補正。
  • フェイス年齢補正 (21新機能):見た目年齢の数値を増減。
  • フェイス形状補正 (21新機能):目の大きさや顔の幅の微調整。
  • シミ除去 (21新機能):肌のトラブルをワンクリックで除去。

■ 音声修正系

  • ボイスアイソレーション / ダイアログレベラー:ノイズ除去と音量の均一化。
  • オーディオアシスタント:ミックスからEQ適用まで行う自動MA。
  • ダイアログマッチャー / EQマッチャー / レベルマッチャー:異なる環境の音質・音量を一致させる。
  • チェッカーボード配置:話者ごとに別トラックへ自動分割。
  • ADRキュー作成 / 無音除去:アフレコ用台本作成とギャップ維持の無音消去。

■ 音声生成・音楽系

  • ボイスコンバート / トレーニング:特定の声への変換とモデル作成。
  • スピーチジェネレーター (21新機能):AIによるテキスト読み上げ。
  • ミュージックリミキサー:ボーカルやドラムなど楽器ごとの分離。
  • 音楽ビート検出 / ミュージックエディター:リズムの可視化とBGMの自動長さ調整。

■ 素材検索・メタデータ系

  • IntelliSearch (21新機能) / 顔検出:映っている物や人で素材を自動検索。
  • オーディオ分類:会話、音楽などのカテゴリー分け。
  • スレート検出 / スレートID (21新機能):カチンコを検出し、作品名やテイク数をメタデータに自動追加。

4. まとめ:AIを使いこなして「80点」からスタートしよう

DaVinci ResolveのAIツールは、これまでの編集で「80点」まで持っていくのにかかっていた時間を大幅に削減してくれます。

浮いた時間を使って、最後の「100点」に仕上げるための創造的な作業に没頭しましょう。

すべての機能に詳しくなる必要はありません。

まずは自分が「面倒だ」と感じる作業を代行してくれるツールから試してみてください。

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