DaVinci Resolveで予期せぬトラブルから大切なプロジェクトを守るために欠かせない、

「ライブ保存」と「プロジェクトバックアップ」の活用方法について解説します。
編集作業中のクラッシュや、間違えてデータを上書きしてしまったといった事態を防ぐため、
これら2つの機能は両方とも有効にしておくことを強くおすすめします。
1. ライブ保存:作業をリアルタイムで守る
「ライブ保存」は、DaVinci Resolve上で行ったすべてのアクションを、その都度自動的に上書き保存する機能です。
- メリット: 万が一ソフトがクラッシュしても、再起動すればクラッシュ直前の状態からすぐに作業を再開できます。
自分でこまめに保存ボタンを押す必要がなく、バックグラウンドで動作するためパフォーマンスへの影響もほとんどありません。 - 注意点: ライブ保存は「上書き保存」であるため、一度ソフトを閉じると、
それ以前の作業状態に「元に戻す(Ctrl/Cmd + Z)」ことはできません。
2. プロジェクトバックアップ:過去の時点に遡る
ライブ保存の弱点を補うのが「プロジェクトバックアップ」です。
これは特定の時間間隔で、プロジェクトのコピーを別ファイルとして保存する機能です。
- メリット: 「10分前」「1時間前」「1日前」といった過去の特定の状態にプロジェクトを戻すことが可能です。
- 動作: 設定した頻度(例:10分ごと)でバックアップが作成され、古いものは自動的に削除されます。
新規保存として処理されるため、プロジェクトの規模によっては保存の瞬間にわずかな待ち時間が発生することがあります。
設定場所: どちらの機能も、「環境設定」>「ユーザー」タブ >「プロジェクトの保存とロード」から設定可能です。
3. バックアップから復旧する方法
保存されたバックアップデータは、以下の手順で開くことができます。
- プロジェクトマネージャーを開く: 復旧したいプロジェクトを右クリックし、**「プロジェクトバックアップ」**を選択します。
- ロードする: リストから必要な日時のバックアップを選んで「ロード」を押すと、新しいプロジェクトとして読み込まれます。
プロジェクト自体が消えてしまった場合
プロジェクトファイルが一覧から消えてしまった場合でも、バックアップファイルが残っていれば復旧の可能性があります。
- 方法A: プロジェクトマネージャーの背景を右クリックし、「他のプロジェクトバックアップ」を選択して探します。
- 方法B(上級編): バックアップファイルのファイル名を「Project.db」に変更し、
データベース内の新しいフォルダ(新しいプロジェクト名になる)に配置することで、強制的に復活させることができます。
まとめ
ライブ保存で「直近の作業」を守り、プロジェクトバックアップで「過去の履歴」を確保する。この二段構えの設定をしておくことで、万が一の事態でも絶望することなく、安心してクリエイティブな作業に集中できるようになります。